室長あいさつ
室長 藤盛 啓成
安全安心の医療は患者さんの何よりの願いです。医療安全推進室は、医療事故(有害事象)を防止し医療の質と安全性を向上させるため、本院の「医療に関する安全管理指針 平成23年最終改訂」に基づいて業務を行っています。主な業務は、現場からのインシデント報告をもとに現状を分析し、医療事故の要因を探り、対策を立て、対策を実行することです。
近年の医療は、今まで救えなかった患者さんを救えるようになった福音をもたらしました。その一方、ますます専門的?複雑?侵襲的になり、一度不具合が生じると生命への危険や重篤な後遺症を残してしまう危険性をはらんだリスクの高いものとなっています。特に、特定機能病院である本院には重症?難病?高リスクの患者さんが数多く来院されます。このような状況で医療事故の未然防止と、不幸にして起きてしまった事故に対応し、事故の再発防止を図るには、医療を担う種々の職種や組織を超えた病院の一丸となった取り組みが必要です。
そのため、病院長直轄の医師の室長(特命教授)と二人の副室長(薬剤師、看護師)と兼任医師一人がジェネラルリスクマネージャーとして各部署から推薦された室員28名と共に医療安全推進室を構成し、各部署のリスクマネジャーやスタッフと連携して、より安全安心な医療を構築するため努力をしています。
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