あいさつ
センター長 仁尾 正記
東北大学病院では、病気のこどもたちのためには、こどもたちにとってもっとも快適な、そして、ご家族にも安心してお任せいただけるような環境で診療を行うべきであるとの考えから、2009年に小児医療センターを開設いたしました。
当センターは、病棟5階フロアに位置し、西側(小児内科系)39床、東側(主として外科系)37床の計76床で運用されております。小児専門の各診療科とこどもたちの診療を行うその他の診療科が協力して診療に当たっており、また思春期以降の患者さんに対しても、各領域の成人診療科との連携により最適な診療を提供できることは大学病院内に設置された当センターの大きな特徴です。
センター内には、内視鏡検査や超音波検査およびその他の日常的な処置を行うスペースが設けらていて、さまざまな状況に迅速に対応するとともに、患者さんの便宜や感染防御などにも十分配慮されています。センター内東西二か所にはプレイルームが設置され、保育士が小さなこどもたちの保育を担当しておりますし、同フロアに小?中学校の院内分校が設置され、こどもたちの教育環境の整備と、病気を克服するための意欲を育てることに大きな役割を果たしています。さらに、こころのケアのため臨床心理士を含む多職種スタッフによる支援体制がとられていることも当センターの特徴のひとつです。
熱意と愛情にあふれる小児専門のスタッフが、それぞれの患者さんにとってもっとも適切な診療を提供できるような体制を整えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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