東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-11:00

休診日:土?日?祝?年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外?休診日 022-717-7024 ]

口腔診断科

当科で実施している保険診療

口腔診断科は、下記の「対象疾患と診療内容」に記載した疼痛関連疾患や口腔粘膜疾患などに対する診療や、CTやMRIなどの画像診断を行なっています。

対象疾患と診療内容

1. 歯痛

歯痛は最も頻繁に見られる口腔症状で、一般には虫歯や歯周病により歯の神経(歯髄)や歯肉が炎症を起こしたときに生じます。また稀に頭蓋内の腫瘍で歯痛が生じることや、脳の血管が三叉神経を圧迫して歯の痛みを引き起こすこともあります(三叉神経痛)。
さらに、自分自身ではストレスと感じていない日常の出来事が実はストレスとなり、歯痛などの身体症状を引き起こすこともありえます。このような場合には、歯を治療しても症状はよくなりません。
口腔診断科では、神経内科、心療内科、脳神経外科、放射線診断科など医科と連携して歯痛の診断と治療を行っております。

2. 舌痛症

舌の痛みも頻繁に見られる口腔症状です。原因は、舌の咬傷、口内炎などの粘膜疾患に加えて、口腔乾燥症、薬物の副作用、微量元素低下症(亜鉛?鉄)、全身疾患など様々です。舌の痛みは原因が一つとは限らず、複数の原因が重なって生じることも多いです。
心配性の患者さんの場合、舌癌などに対する恐怖心で舌の痛みの原因になっている場合があります。舌の形は複雑で、とくにノドに近い奥の部分は乳頭や扁桃などたくさんの隆起があり、でこぼこしています。これらの隆起を見て舌癌と思い込んでしまい、心因的な痛みが生じることがあります。舌の痛みでお悩みの方は、口腔診断科を受診してください。

3. 口腔粘膜疾患

全身の病気の初発症状や随伴症状が口腔粘膜に現れることはよくあります。口腔粘膜は「全身の鏡」といわれるように全身状態をよく表しているのです。
口腔粘膜の異常に気付いたとき、皆さまは内科、耳鼻科、皮膚科、歯科など、どこを受診したらよいか迷うこともあるかと思います。口腔診断科は、口腔粘膜疾患の検査、診断、治療にあたっており、内科や皮膚科などの原因が考えられた場合は専門診療科を紹介しています。

1. 全身疾患に伴う病変

白血病は、血液の癌ともいわれる悪性の病気です。歯肉からの出血が重篤な血液疾患の初発症状として現れる場合があります。白血病の他にも薬物アレルギ-、帯状疱疹、口腔結核症、口腔梅毒、全身性エマト-デス、貧血、悪性リンパ腫、移植片対宿主病、ベーチェット病など全身疾患に伴う口腔粘膜病変はたくさんあります。東北大学病院は全ての診療科がそろっておりますので、原因に則した治療を受けることができます。

2. 皮膚疾患と関連する病変

皮膚疾患と口腔粘膜は関係が深く、扁平苔癬、天疱瘡、類天疱瘡などは、ときに口腔と皮膚の両方に病変が現れます。このような疾患に対して、東北大学病院では歯科と皮膚科の共同で診療にあたっています。

3. 主に口腔粘膜にみられる病変

主に口腔粘膜にみられる病変として、再発性アフタ、粘液のう胞、白板症、紅板症、線維腫や乳頭腫などの腫瘍性病変、単純疱疹、急性壊死性口内炎、口腔カンジダ症などがあります。これらの病変は、全身の状態(免疫力の低下、感染、自律神経失調など)と関係しています。

4. 味覚障害

食べ物の味がしない、いつも変な味(苦い味、酸っぱい味等)がする、家族に味付けがおかしいと言われる、食事がまずい(うま味が感じない)などの症状はありませんか?このような場合には、味覚障害の可能性があります。 味を感じるしくみは、味の刺激が舌にある味細胞、味覚神経、脳へと伝達することにあります。
味覚は、味蕾で受容され、脳に伝わりますが、口腔の感覚や内臓の感覚が合わさり、さらに気分?感情や記憶そして嗅覚や視覚が統合されます。すなわち味覚は、様々な感覚で修飾される総合感覚なのです。
したがって、味覚障害は、単に味蕾の障害ばかりでなく様々な感覚障害により生じることがあります。味覚異常感のある方は、口腔診断科で詳細な検査を受けることをお勧めいたします。

5. ドライマウス(口腔乾燥症)

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液分泌量の減少や、唾液の性状の変化によって生じます。ドライマウスは口の渇きのみならず、粘膜の痛みや炎症、味覚障害、虫歯や歯周病を引き起こしますので、早めに治療を受けることをお勧めします。原因は様々ですが、複数の原因によることも多いため、適切な検査と診断のもとに治療を受けることが大切です。
口腔診断科では、院内の消化器内科、神経内科、心療内科などと緊密に連携した治療体制を整えております。

6. 画像診断

口腔診断科では、歯や顎骨を中心とした頭頸部領域のエックス線写真、CT、MRI、超音波、PET、シンチグラフィなどの画像診断を行っています。難治性の歯痛の原因となる複雑な根管形態や歯槽骨吸収の三次元的観察にCTは有用です。また、CT画像を用いて顎骨の三次元モデル構築し、広範囲顎骨支持型装置(インプラント体)を埋入する手術時のシミュレーションを行っています。
院内カンファレンスでは、歯科顎口腔外科、耳鼻咽喉?頭頸部腫瘍科、放射線治療科、放射線診断科などとの院内の合同カンファレンスに参加し、画像診断を通して治療方針の決定にも携わっています。

7. 検査診断

医科における血液検査はごく一般的な検査法のひとつですが、歯科においても血液検査が重要となる場合があります。既に述べたように、口腔の症状は全身状態と強く関連しますから、血液検査が診断の決め手となることも少なくありません。以下に、当科で頻繁に用いられている血液検査の一部を紹介します。

① 口腔粘膜疾患

尋常性天疱瘡、類天疱瘡および扁平苔癬などの免疫関連疾患に対する自己抗体検査、白板症、乳頭種、上皮内癌などの腫瘍性病変に対する腫瘍マーカー。

② 味覚異常

血清亜鉛およびビタミンの検査。

③ 舌痛

Hunter舌炎に対する悪性貧血の検査、平滑舌に対する鉄欠乏性貧血の検査。

④ 口腔乾燥症

ビタミンA, B1, B2の検査は必須。シェーグレン症候群に伴う口腔乾燥症では自己抗体検査、腎疾患に伴う口腔乾燥症では尿素窒素(BUN)およびクレアチニンなどの腎機能検査。

診療の特色

口腔診断科では、口腔に生じる様々な疾患に対して、問診、臨床所見、検査所見をもとに診断を行い、東北大学病院(医科および歯科)内の専門診療科と連携し最適な診療に努めております。また、患者さんとのコミュニケ-ションを最も大切にしております。患者さんのお話しをよくお聞きし、患者さんが安心して治療を受けられるように十分な説明をいたします。口の悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

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