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東北大学病院

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診療受付:8:30-11:00 再診受付機 8:00-17:00

休診日:土?日?祝?年末年始12/29-1/3

診療時間:平日 8:30-17:15

お問い合わせ:022-717-7000 [ 時間外?休診日 022-717-7024 ]

栄養サポートセンター

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センター長あいさつ

 東北大学病院栄養サポートチーム(NST)は2003年10月に発足し、2007年にはセンター化され、昨年10周年を迎えました。当初はコンサルテーション型NSTとして、介入依頼のあった症例への対応を中心に行っていましたが、2008年からはいくつかの病棟で病棟単位のNSTカンファレンスを行うようになるなど、院内の栄養管理のニーズにあわせ、その活動内容も変化しています。
 当院栄養サポートセンターの目的は「多職種の協力によって全ての患者が適切な栄養療法を受けることができ、職員が栄養療法に関わることを支援するシステムを構築すること」であります。患者さんの栄養サポートだけでなく、職員の栄養に関する意識や知識の底上げを目指し、各種研修会の開催やNSTの広報誌である「NST通信」の発行、イントラネットを通じた栄養情報発信などの教育や広報活動にも力を入れている部分が当院NSTの特徴ではないでしょうか。こうした活動もチーム内で役割を分担して行っており、多職種が協働してチームを運営していくことは、コミュニケーションを良好にし、組織自体の活性化につながっていると考えます。
 2013年からは週1回の院内全体のNST依頼症例について行うNSTカンファレンスに主治医や担当看護師に参加してもらうようになり、依頼側とNST間での栄養上の問題点の共有やゴールの設定、具体的な栄養療法の提案とその実践といった栄養管理の一連の流れがよりスピーディーに行われるようになりました。
 在院日数が短くなる昨今、退院先の病院、在宅、地域との連携も必要となっていますが、そこに「栄養連携」を加えより厚みのあるケアができるよう、地域のニーズの拾い上げや情報提供にさらに努めていきたいと思います。


耳鼻咽喉?頭顎部外科
香取 幸夫

副センター長あいさつ

 NSTとは、「Nutrition Support Team (栄養サポートチーム)」の略で、患者さんに最適な栄養療法を提供するために、医師?看護師?薬剤師?管理栄養士?臨床検査技師?理学療法士?言語聴覚士?作業療法士?医事課員?歯科医師?歯科衛生士などの多職種が、それぞれの専門知識を生かして連携する医療チームです。栄養状態の改善により、疾病の治癒を促進することができ、また感染症などの合併症を予防することもできます。
 東北大学NSTは、患者さんの栄養状態の評価と、適切な栄養介入を行うことで、診断?治療?看護の質を高めることを目指しています。栄養障害を早期に把握して評価するため、そして個々の患者さんに合わせた栄養療法を提供するために、CONUT法によるスクリーニングと、定期的なNSTカンファレンスを行っています。また栄養療法に関する広報活動?研修を実施し、全職員を対象としてNSTについての情報提供を行っています。
 これまでの活動を踏まえ、今後も「患者さんに優しい?先進の医療」を多職種の連携で実現するため、NST活動の一層の普及?発展を目指していきたいと思います。


総合外科
石田 晶玄

東北大学病院栄養サポートチーム(NST)理念と方針

理念(使命)

全ての患者さんが個々に応じた適切な栄養療法を受けることができるようにする

方針

  1. 1. 高度な栄養管理を要求される患者さんに対しチームとして実践的な支援を行う
  2. 2. 患者さんあるいは職員に対して栄養に関する種々の情報を提供する

沿革

2003年10月 NST稼動開始(コンサルテーション型)
2004年 日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設
2004年 同学会認定の教育施設認定
2005年 NST専門療法士誕生
2006年 日本栄養療法推進協議会(JCNT)施設認定
2006年5月 栄養管理計画書導入
2006年5月 NST専門療法士臨床実地修練受入れ開始
2007年3月 栄養管理システム稼働
2007年6月 栄養サポートセンター設置
2007年10月 NST5周年記念講演会(微生物材料開発室室長 辨野 義己 先生)
2010年7月 東北大学病院NSTのあゆみ
2011年3月 栄養サポートチーム加算算定開始
2013年10月 NST10周年記念講演会
(久留米大学医学部付属病院 医療安全部 外科学講座 小児外科部門 田中 芳明 先生)
栄養サポートセンタ0内規改変に伴い組織構成変更
2014年4月 東北大学病院NSTのあゆみ発行
2014年6月 NST特別講演会(移植再建内視鏡外科 宮田 剛 先生)
2018年10月 NST15周年記念講演会
(久留米大学医学部付属病院 医療安全部 外科学講座 小児外科部門 田中芳明先生)

組織構成図

東北大学病院栄養サポートチーム(NST)各職種の業務と役割 

NST(医師)の役割と業務

  • NSTカンファレンスへの参加
  • 症例の症状?病態の把握
  • 主治医の治療方針?ニーズの確認
  • 「栄養状態の評価(初期評価?再評価)
  • 医学的観点からの現状評価と介入(栄養療法)の提案

NST(看護師)の役割と業務

  • 患者の病態に応じた栄養管理のための教育指導
  • ?外来?入院患者の栄養状態の初期評価
  • ?栄養評価の実施と栄養摂取状況の把握
  • ?栄養療法実施後の栄養状態改善の評価
  • 栄養サポートリンクナースの実践活動支援
  • ?各部署の課題と1年間の活動内容の情報を共有
  • ?部署の課題に準じた栄養サポートリンクナースの会の企画?立案
  • NST専門療法士活用のしくみを整え活動を支援
  • ?院内NSTと看護部栄養サポート委員会とNST専門療法士会で情報を共有
  • ?看護部栄養サポート委員会とリンクナース会の企画?実施
  • ?NST専門療法士実地修練への積極的関与
  • 各職種とのコラボレーション

NST(管理栄養士)の役割と業務

  • 栄養状態の評価(身体計測)
  • 状態に応じた必要栄養量の算定
  • 摂取能力、病状、病態を考慮したケアプランの作成
  • 栄養を食品で表し具体的な食事の対応
  • 摂取栄養量の確認と提示
  • 栄養量のINとOUTの評価
  • 便性の改善?他チームとの連携
  • 栄養に関する情報の提供
  • NST全体の事務局対応?依頼に対する初動対応

NST(薬剤師)の役割と業務

  • 担当患者の使用薬剤(内服薬、経腸栄養剤、注射薬、輸液など)の確認
  • 薬剤と食物の相互作用の確認
  • 栄養障害を起こし得る薬剤に対する問題の抽出と改善案の提示
  • 栄養改善につながり得る薬剤の提示
  • 栄養療法に伴う合併症の早期発見?予防
  • 経腸栄養、高カロリー輸液処方決定への参加
  • 栄養関連製剤(医薬品)の情報提供

NST(臨床検査技師)の役割と業務

  • 検査に関する情報の提供
  • NSTカンファレンスへの参加
  • NST教育係、NST広報係としての活動
  • 検査値の解析?検証

NST(理学療法士?作業療法士)の役割と業務

  • 症例アセスメントと情報や提供
  • ?身体機能やADLについて
  • ?リハビリにおけるエネルギー消費について
  • 栄養状態に見合った運動処方
  • ?生化学データや窒素平衡を考慮した運動量の設定
  • ?栄養状態の予後予測や病期を考慮したリハビリゴールの設定

NST(言語聴覚士)の役割と業務

  • 症例アセスメントと情報や提供
  • ?摂食嚥下機能と経口摂取について
  • ?食形態や食事環境について
  • ?退院後の食事に関するアドバイス

NST(歯科医師)の役割と業務

  • 口腔内の病状、病態の把握と診断
  • 口腔ケアプラン(治療を含む)の策定
  • 口腔機能のリハビリと維持管理
  • ?歯?歯周組織、咬合?咀嚼と嚥下、構音?発音、唾液分泌、審美性など
  • ?口腔衛生の維持管理
  • 各職種への口腔ケアに関する教育と知識の普及
  • →多職種の連携に基づく口腔ケアの提供

NST(歯科衛生士)の役割と業務

  • 口腔ケアプランの提案
  • ?感染予防(口腔衛生)
  • ?口腔機能の向上や維持
  • ?家族に対する支援の方法
  • 口腔ケアプランの実施と支援
  • ?担当患者やその家族に対して
  • 口腔衛生の指導
  • ?他職種に対する情報提供

NST(医事課)の役割と業務

  • 診療報酬算定に係る要件やカルテに必要な記載内容について、NST通信などを利用させて頂き医療スタッフへの周知
  • 医療スタッフからの算定に関する問合せの対応
  • 栄養サポートチーム加算の施設基準に係る変更の届け出…など、医療スタッフの働きを診療報酬へ反映させることが主な役割と考えている

活動内容

1. NSTカンファレンス?回診?病棟NSTカンファレンス

中央NSTカンファレンス?回診

 NSTでは多職種の専門家がお互いの知識や技術を持ち寄り、チーム医療を行うことによって、より良い栄養管理?患者さんのQOL改善に貢献しています。
 週1回のNSTカンファレンスでは、依頼医にも参加していただき、症例紹介を行っていただき、より患者さんの病態に合わせた栄養療法の検討を行っています。
【NSTカンファレンス?回診 毎週水曜日 15:00~】

病棟NSTカンファレンス

 当院では病棟主体のNSTも実践しており、診療科?病棟ごとに栄養カンファレンスを行っています。病棟カンファレンスにはNST医師?管理栄養士?薬剤師、病棟の医師?看護師?薬剤師等が参加し、ミニNSTを行っています。

    【令和2年6月現在、病棟カンファレンス実施病棟】
  •  消化器内科
  •  総合外科(肝胆膵?胃腸外科)
  •  総合外科(移植再建内視鏡外科)
  •  耳鼻咽喉?頭頸部外科
  •  血液内科
  •  心療内科

栄養サポートチーム加算実績

平成23年度 475件
平成24年度 437件
平成25年度 815件
平成26年度 1180件
平成27年度 1088件
平成28年度 1271件
平成29年度 881件
平成30年度 743件
令和元年度 836件

2. NST依頼件数


3. NST研修会?勉強会開催

平成30年度 NST研修会(年間予定)【138KB】


4. NST専門療法士実地修練に関して

令和2年度 東北大学病院NST専門療法士 臨床実地修練開催のお知らせ(2021/1/18?1/22開催)

個人調書および実態調査表【117KB】

NST専門療法士実地修練 カリキュラム(例)【175KB】

NST専門療法士実地修練生の受け入れ実績【124KB】

5. 職員への啓発活動

NST栄養ひろばへの配信(2020年9月現在)

職員への栄養に関する情報提供を目的に、奇数月に配信しています。

など

NST通信の発刊(2020年9月現在)

職員による栄養療法の支援と情報提供を目的に、当院の全職員に向けて偶数月に発行し、各病棟掲示板に掲示しています。

  • NST通信65号 「胃瘻」
  • NST通信64号 「エネルギー産生栄養素と血糖値?輸液と経腸栄養の血糖コントロール」
  • NST通信63号 「TNTって何?」
  • NST通信62号 「リハビリテーションとサルコペニア」
  • NST通信61号 「検査値からみた栄養アセスメント」
  • NST通信60号 「必要エネルギー量の設定」
  • NST通信59号 「NSTとは?」
  • NST通信58号 「炎症性腸疾患」
  • NST通信57号 「嚥下訓練」
  • NST通信56号 「予防歯科」
  • NST通信55号 「筋肉と栄養の関わり」
  • NST通信54号 「簡易懸濁法」
  • NST通信53号 「食道癌患者の栄養管理と経口摂取」
  • NST通信52号 「食道癌患者の周術期の栄養管理」
  • NST通信51号 「リハビリテーション(PT)と栄養の関わり」
  • NST通信50号 「お口の中を見てみよう!」
  • NST通信49号 「病棟看護師の栄養管理における役割」
  • NST通信48号 「肝臓の働きと栄養 肝切除後の影響」
  • NST通信47号 「嚥下状態に適した食事形態の選択」
  • NST通信46号 「病的肥満患者さんに対する減量手術」
  • NST通信45号 「栄養評価」
  • NST通信44号 「東北大学病院NSTサポートメンバーシップ(NSTサポーター)制度ができました」
  • NST通信43号 「NST専門療法士(看護師)の紹介」
  • NST通信42号 「リハビリテーションと栄養」
  • NST通信41号 「TNT研修会参加報告」
  • NST通信40号 「栄養サポートチーム加算」
  • NST通信39号 「小児栄養管理において注意すべき生理学的ポイント」
  • NST通信38号 「簡便に行うことができる嚥下スクリーニング検査」
  • NST通信37号 「メタボリックシンドロームの予防?改善には1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」
  • NST通信36号 「病棟NSTの紹介」
  • NST通信35号 「味覚障害について学ぼう」
  • NST通信34号 「栄養サポートチーム記念講演会/東北大学NSTの10年」
  • NST通信33号 「栄養サポートチーム加算」
  • NST通信32号 「栄養サポートセンター長挨拶」
  • NST通信31号 「医薬品?食品相互作用情報の食事オーダー連携システムについて」
  • NST通信30号 「当院の栄養管理?給食システム」
  • NST通信29号 「検査値からみた栄養アセスメント」
  • NST通信28号 「栄養管理とリハビリテーション」
  • NST通信27号 「NSTによる心臓血管外科とのかかわりの成果」
  • NST通信26号 「NSTが考える「栄養を考える」ということ」
  • NST通信25号 「栄養療法における薬剤師の役割」
  • NST通信24号 「管理栄養士ができること」
  • NST通信23号 「NST研修会」
  • NST通信22号 「経腸栄養合併症を避けるために」
  • NST通信21号 「口腔ケアについて」
  • NST通信20号 「ベッドサイドでみる誤嚥の危険因子と嚥下機能検査」
  • NST通信19号 「NST5周年記念」
  • NST通信18号 「東北大学病院NSTの活動状況」
  • NST通信17号 「NST活動から見た輸液ライン?経管栄養の現状」
  • NST通信16号 「経腸栄養時の下痢対策」
  • NST通信15号 「摂食機能療法は患者のQOLを向上させるか」
  • NST通信14号 「鉄について」
  • NST通信13号 「MEセンター~経腸栄養用ポンプの一元管理をはじめました~」
  • NST通信12号 「NST研修会」
  • NST通信臨時増刊号 「NST2周年記念」
  • NST通信11号 「栄養管理実施加算」
  • NST通信10号 「NST稼働後の院内における変化」
  • NST通信9号 「栄養管理実施加算」
  • NST通信8号 「嚥下障害」
  • NST通信7号 「栄養療法のアルゴリズム」
  • NST通信6号 「体重を計ろう」
  • NST通信5号 「経腸栄養剤」
  • NST通信4号 「脂肪乳剤」
  • NST通信3号 「経腸栄養必要物品の組み合わせ」
  • NST通信2号 「医師?看護師を対象としたNSTアンケート結果報告」
  • NST通信1号 「TNTCプログラムによる「栄養療法のための症例検討(6回コース)」の研修会開催」
  • 6. 患者さんへの情報提供

    栄養支援ステーション

     栄養支援ステーションは、外来通院中や退院が近く、栄養補助が必要と考えられる患者さんを対象に、栄養状態や病態、嗜好に合わせた商品のマッチング(食品紹介?試食提供)を行い、利用可能?継続可能な商品の選択の機会を提供することで、栄養補助食品のコンプライアンス上昇により栄養補助効果を高め、より充実した外来栄養支援を実現することを目的に年1回開催しております。

    開催日時 アンケート結果
    平成27年11月20日(金)11:00~15:00
    平成28年11月18日(金)11:00~15:00
    平成29年11月17日(金)10:00~14:00
    平成30年11月17日(金)10:00~14:00
    令和元年11月15日(金)10:00~14:00

    <当日の様子>

    7. 当院の栄養管理について

    栄養管理システムフロー

    栄養サポートセンタートピックス

    『東北大学病院NSTサポートメンバーシップ』制度ができました

     東北大学病院NSTサポートメンバーシップ(以下、サポーター)とは、東北大学病院NSTが実施する活動等に、自主的かつ自由に参加?協力?援助することで、東北大学病院のNST活動を発展?普及させることを目的とした活動で、東北大学の職員もしくは学生で、この目的に賛同する方は誰でもサポーターになることができます。
     サポーターは東北大学病院NSTが企画?運営する研修会やイベント、カンファレンスへの参加や、NSTが発信、発行する媒体への寄稿やNSTが実施する臨床研究にも自由に参加できます。
     平成28年2月1日から運用が開始され、令和元年5月現在23名がサポーター登録しています。
     医師:6名  歯科医師:1名  看護師:13名  理学療法士:1名
     言語聴覚士:1名  歯科衛生士:1名
     ※ 詳しくはNST通信44号 をご覧ください。